店内を彩る書のデザイン (2)
今回も書のデザインシリーズです。
なかなか、客室でなく廊下の写真をUPするのも珍しいかな?( ̄▽ ̄)
茂庵の玄関をくぐると、左手から客室に入るようになっています。
全体に和風な雰囲気でまとめているのですが、ところどころに都々逸の一節をインテリアとして飾っているのをお気づきですか?(#^^#) あそこ!あそこ!
これらの作品は、福岡市内で活躍中の書道家、園田夏陽先生の作品たちです。
あら、廊下にもあったんですね~♪
ご来店の際は、よーく探してみてくださいね!
今回は、数ある作品の中で、この作品をピックアップします。
園田夏陽先生のプロフィール、作品のご依頼はこちらから。(外部リンク)
うちの生業
蕎麦屋でござる
花巻 天ぷら 玉子とじ
いつも出汁には
泣かされる
夏陽先生に作品について伺ってみました。
イメージは竹簡。
と、言われましても、竹簡とは???
竹簡(ちくかん)は、東洋において紙の発明、普及以前に書写の材料として使われた竹で出来た札(簡)…(中略)
簡をバラバラにならないよう紐でまとめ、編むことを「書を編む、編集」といい、編まれた簡を「一編の書」といい、編まれた書を巻いたものを「一巻の書」という。また簡を紐で束ねたものを「一冊」とする…
書を編む、編集。なるほどー(゚∀゚)
一巻、一冊。全て竹簡からの由来だったんですね!
こんなところで勉強になりました!
竹簡
https://ja.wikipedia.org/wiki/竹簡
薄紫の線は、紫色の墨を薄く溶いたもの。薄いと紫の色が綺麗に出ます。
前回の作品でも出てきましたよね。紫色の墨、こんな感じなんですね(^^)
竹簡の竹の部分を、薄い紫色の1本線で表現されていたんですね!
セールスポイントは、読める範囲で崩した文字の流れと「蕎麦」の濃い墨色と「花巻」の墨のかすれの対比。あと、地味ですが、玉子とじの「じ」をかなり平べったく書いたところもこだわりです。
なるほど、字の濃淡で対比を出していたんですね!おもしろいな。
最後に押している印は他の作品と全て違うものを使用。
おーーーっと、そうだったのか!!( ゚д゚)
気づいてませんでした…今度またよく見ておこう(^ ^)
ご出産、ご結婚、誕生日など節目節目のお祝いごとに、世界に一つしかない、オリジナルのカリグラフィーデザインの贈り物。素敵ですよね。
夏陽先生にご相談だけでも、いかがですか?プロならではのセンスの良い美しさに出会えるかもしれませんよ。