居酒屋茂庵でジビエ、日本酒。秋の夜長にブラームス

先日、店主の昔からお世話になっている先輩が久々にうちへいらして、またもや小料理屋風のおもてなし。

※注意‼ 今回のメニューは店主が作ったお料理ですが、茂庵のメニューにはありません!あしからず。

一升瓶3本の手土産ありがとうございました。東光(とうこう)、こちらは、山形県の酒蔵、小嶋総本店で、作られてるお酒です。

初めて飲んだ日本酒でしたが、日本酒だけど結構どっしりした味わいでした。今日のメインとして出てきた鹿肉の西京焼きにもとっても合いましたよ(^_-)-☆

さすがに、一升瓶X3本は…という方、ちょうどいい飲み比べセット発見しました。どうでしょう?


刺身の3点盛りやら、以前ご紹介したことのある鹿肉の西京焼きやら…どれも美味しかった(^_-)-☆

刺身の3点盛りですが、こちらは、刺身醤油には付けるタイプではなく、直接食べれるようになっています。

右側にあるのは、マグロの漬け。

茂庵の蕎麦汁に漬けこんだ漬けマグロ

そして、左側にあるのは、長崎県産の〆鯖。

これには、茂庵の蕎麦汁をジュレにした物が乗っています。

最後に真ん中にあるのは、鯛の昆布〆です。

こちらは、そのまま食べれば味気ないのですが、上に乗っているのは、なんとキャビア!

Σ( ̄□ ̄;)

これを和えて食べると、昆布〆にした鯛と、キャビアの塩味が相まってなんとも奥深い味になります。

(^^)

天ぷらにも、大将のこだわりがあります。

レンコンの天ぷらには、はんぺんと、豆腐をを混ぜた物を挟んで揚げてます。

外は、サクサク、中はフワフワ

見た目ではわかりませんが、大葉の天ぷらの中には、ウニも入っているんです💕

( 〃▽〃)

特に、右下のマロングラッセ、めちゃうまかった~(@_@)私、栗苦手でほとんど食べたことなかったんですけどね。これはいけた!
ちなみにこの栗も、いなかぐらしの先輩Mさんに頂いたものです(^^)/ いつもありがとうございます。

もともと、開店当初は茂庵は蕎麦屋ではなく、創作料理屋だったんです。

メニューの端に載せていた、趣味で作っていた蕎麦屋がお客様には人気で…
それに店主一人で料理を作っているものですから、メニューをどうしても削る必要があり…。

そうこうしているうちに、いつのまにか蕎麦屋になってしまいました。

またこんな感じの創作料理をお店で出せる日が来るかもしれませんよ。最近はジビエの美味しさも伝えていきたいなと、店主は考えているようです。

また今回も、楽しい宴でした。

【後半にクラシック徒然草が続きます!】

クラシック徒然草
ブラームス作曲 交響曲第1番 第4楽章

なぜか、秋になるとブラームスの交響曲を1番から4番まで通して聴きたくなります。だいぶ、暗くなるのが早くなってきたからかな?
秋の夜長に、ブラームス。です(^^)/ 今回はその1番目の交響曲の最終楽章をご紹介。

ブラームス 交響曲第1番ハ短調作品68 第4楽章 カラヤン

ブラームス 交響曲第1番ハ短調作品68 第4楽章 カラヤン - YouTube

重々しいですねー(>_<)

これは4楽章。ここまで1楽章から聞くと30分くらいはかかってると思います。ちなみに1楽章もだいーぶ重々しくてヤバいです。

(この重さに耐えられる方、ぜひ聞いてみてください。そうすると後述することがより伝わりやすいかもしれません。笑)

この4楽章の2分45秒あたりのフレーズが出てくると、

ああ、やっとブラームス先生は救われたんだろうか。

と、感じざるを得ません。5分12秒になると、だいぶ肩の荷もおりて、笑顔が出るようになりましたかね、ブラームス先生。

ベートーヴェン大先生が、あの第九を残してこの世を去り、その後、交響曲を作ろうとする作曲家はなかなかいませんでした。あの第九が偉大過ぎたからです。

そのころのクラッシック音楽史的な背景としてはモーツァルト、ハイドンなどに代表される「古典的」な絶対音楽がメインだった時代が下火になり、もっと自由に、芸術をきらびやかに音楽として表そうとしていた、標題音楽が流行りだそうとしていた時代です。代表的なものはベルリオーズが「真夏の夜の夢」をモチーフに仕上げた「幻想交響曲」などになります。

・絶対音楽~音楽自体を表現しようとする器楽曲

・標題音楽~情景や物語をイメージして作られた器楽曲

でも、この歴史背景をみると、ベートーヴェンの第九、もしかしたら6番の田園あたりから、歴史が変わろうとしている時期だったのかもしれません。

ブラームスはこの交響曲第1番を完成させるまでに20年も費やしたとのこと。完成時には「ベートーヴェンの交響曲第10番だ」と賛美されたとか。

ベルリオーズが華美で、きらびやかで、ロマンチックな新しいタイプの音楽で、華々しくデビューしているのを横に見ながら、「自分はベートーヴェン大先生の後を継ぐにふさわしい絶対音楽を仕上げてみせる!」と、20年もあーでもない、こーでもない、ねちねち、じりじり…と推敲を重ねていたのでしょうか(@_@)

そんな真面目で、一途に音楽を愛するブラームス先生が、私は好きですけどね(^_-)-☆みなさんはいかがですか?

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。