小料理居酒屋風、ジビエあり。

緊急事態宣言中で茂庵はお休み中ですが、店主は新しいメニューの開発に熱が入っております。

本日のお品書き

(左上から)かぼちゃとしめじの煮物、鹿肉の西京焼き、茂庵の出汁蒸し玉子、(下へ)前菜3品〜おばいけ、海ぶどう、鹿肉のしぐれ煮〜、(さらに一番右下が)呉豆腐

注意!!
このメニューは茂庵のメニューにはありません!あしからず。

仕事帰りに疲れた頭と身体とほっこり癒してくれる、料理とお酒…

立ち寄りたい小料理居酒屋…

いやいや、ここは自宅です笑

お料理についての説明です。

かぼちゃとしめじの煮物〜かぼちゃは最初にセイロで蒸してから、茂庵の出汁を吸わせてながら冷まして味付けしてます。こうすることで形が崩れることなく、きれいに仕上がります。実はこの中で一番の自信作。というか、このしめじでかい!

鹿肉の西京焼き~いなか師匠Mさんのわなにかかっていた鹿をいただきました。とはいえ、頂いたときはほぼそのままの形…(そのあたりの詳細はまた別で話しましょうか笑)味噌に漬け込んで焼くことで、程よい柔らかさと風味がつきました。これは逸品です。

茂庵の出汁蒸し卵~言わずと知れた茂庵の出汁をいっぱい含んだ卵。蒸してるのでフワフワです。

鹿肉のしぐれ煮~アバラ骨まわりについていた鹿肉を丁寧に取り除いて、甘辛く煮込んでいます。ごはんのお供としても絶品♪

呉豆腐~これは佐賀の有田あたりの郷土料理です。以前、有田を散策した際に入った割烹料理店で出てきたので、完全再現。呉豆腐は豆乳に黒ゴマを練りこんで、くず粉で固めます。豆腐というよりお餅みたいな食感。おやつでもいけそうです。みたらし団子のように甘辛い醤油ダレをかけて。

ごどうふ

ごどうふ(呉豆腐)とは豆腐の一種である。佐賀県長崎県に分布する郷土食で、佐賀県有田町のものが有名である。

一般的な豆腐は豆乳にがりを使って固形物にするが、ごどうふでは豆乳にくず澱粉を混ぜ、加熱し凝固させる 。豆乳のほかにきな粉を布に入れて水にもみ出した液体、カボチャやスイカの種子の粉末を水に溶かしたものを使う製法もある。食感はもちもち感があり、やわらかなプリンを思わせる。九州地方特有のあまくち醤油が良くあう。酢味噌やすりゴマと醤油を混ぜ砂糖で味を整えたごま醤油、わさび醤油もよく用いられるほか、近年ではてんぷらにして食したり、黒蜜をかけて食べられることもあるという。

ごどうふ - Wikipedia

いやー、どれもこれもおいしかった。酒が進みましたよ。私的には鹿肉ってこんな食べ方があるんだーと感激しました。

鹿を食べるの?!かわいそう!なんてご意見もあるかもしれませんが、私たちの住んでいる地域では鹿やイノシシがたくさんおり、山から下りてきて農作物を食い荒らしてしまうのです。害獣に指定されています。


豚肉にしても、鶏肉にしても、スーパーでトレーの中に入った状態になっていると“食肉”になってしまっていますよね。
でも生きている動物の状態から、それが食卓に並ぶ過程を見て、知ることで、それは“命の恵み”となることを実感しています。ほんの1ミリも残さず、おいしくいただきたいと思うのです。

人と自然が上手に共生できたら理想的ですよね。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



今日の1曲はこれ。お料理が豪華だったので、胃袋だけでなく、耳もリッチな気持ちになれるマイスタージンガー。ワーグナーは歌劇になるとちょっと苦手なのですが、前奏曲や序曲とかは入りやすいです。途中から入ってくるきらびやかなトライアングル、シンバルがいいです♡

ワーグナー;楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕前奏曲

Wagner Die Meistersinger von Nürnberg Klaus Tennstedt London Philharmonic

(2) Wagner Die Meistersinger von Nürnberg Klaus Tennstedt London Philharmonic - YouTube