鍛冶屋のポルカ/シャンペン・ポルカ
クラシック、と聞くと
難しい、堅苦しい、長い、眠くなる...
など、マイナスなイメージをお持ちの方が多いので、楽しめるクラシック♪を多くの方に知っていただきたい!という思いで「クラシック徒然草」を書かせてもらっています。
前回、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートについてお話ししましたが、ほとんどの曲目はシュトラウス一家のワルツやポルカなどなんです。
ウィーンフィルのニューイヤーコンサート
新年初めてのクラシック徒然草でございます。 毎回なんだかんだで長編になってしまうことが多いので、今回から記事の後半、ではなく一つの記事として立ち上げてみました。…
ああ、そういえばシュトラウスの曲には楽しい作品がいっぱいじゃないか!
と思いまして、今日は過去のニューイヤーコンサートの動画から2曲ピックアップしました(^^♪
ポルカ《鍛治屋》(Josephシュトラウス)
1971年01月01日 ウィーン楽友協会大ホール ウィリー・ボスコフスキー指揮 ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
ポルカ《鍛治屋》(Josephシュトラウス) - YouTube
この動画、ほんとにおもしろいですよね( ̄▽ ̄)
「鍛冶屋のポルカ」は、ヨーゼフ・シュトラウスの作品です。
ヨーゼフ・シュトラウスは「ラデツキー行進曲」のヨハンシュトラウス1世の次男になります。
日本語では「鍛冶屋」とされていますが、もともとのドイツ語は「Feuerfest!」=耐火性抜群!って意味らしいです。
打楽器パートのおじちゃんが、まさにノリノリで「鍛冶屋」に扮しております。途中、飲んだり食べたりまでしてる!(爆笑)
カンカン鉄をたたくたびに、隣でいちいちリアクションしてる小太鼓のおじちゃんもウケます。
この曲、打楽器経験者の私も演奏経験ありますよ(^_-)-☆
「高音、低音2種類の鉄板を用意する」と指示がある楽譜だったと記憶しております。
うちで使ってたのは代々打楽器パートに受け継がれている2枚の鉄板でしたね。もう、サビッサビのやつ(^-^;でもいい音してたな。今も使ってるかな?
Hans Christian Lumbye: Champagne Galop (Vienna New Year's Concert 2015 / Zubin Mehta)
Hans Christian Lumbye: Champagne Galop (Vienna New Year's Concert 2015 / Zubin Mehta) - YouTube
こちらは、「シャンペン・ポルカ」でヨハンシュトラウス2世の作品。上で紹介した鍛冶屋のポルカのヨーゼフのお兄さんになります。
これも打楽器パートのおじちゃんたちはノリノリで、
ポンっ!!
と、シャンペンを開ける音を出す謎の楽器で遊んでおります( ̄▽ ̄)
最後には、みんなで歌いだしたり、弦楽器のトップに指揮者のメータがシャンパンを振舞って曲が終わるという、なんともニューイヤーらしい演出で楽しいです。
いやー、どっちの曲も打楽器のおじちゃんたちのノリノリ具合がいいですよね。
私が打楽器をずっと続けていたのも、打楽器のこういうところが好きだったのかもしれないなあー。
エンターテインメント性というか、本来楽器とは到底いいがたい物を音楽の中に組み入れて、曲の中で欠かせない存在になるっていうのも、打楽器のだいご味かもしれません。
学生のころ、病院に入院している患者さんに向けたミニコンサートなどでシュトラウス作品はよく演奏しました。
急に鉄板叩きだしたり、謎の楽器で音を出したりすると、それだけで、少し緊張した面持ちで聴いてたお子様たちが笑顔になり、身を乗り出してこっちを見てくるんです。
音楽とはまさに、言語不要のエンターテインメント!
どうですか?気楽に、楽しめるクラシック(^^♪
これからもご紹介していきますね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。