開店5周年を迎えることができました。
これまで支えてくださった、たくさんの方々、本当にありがとうございました。
茂庵は、開店当初は土日営業から始めました。
始めは、店主の得意とする創作料理を出すお店だったのですが、なにしろ店主一人での調理のため、少しずつメニューを縮小せざるをえませんでした。
一方で、完全に店主の趣味(ちゃんと習ったことはないらしいです。)で出していた、お蕎麦の評判がよく…いつの間にか、蕎麦屋になっていました。
でもせっかく作るなら、茂庵オリジナル、茂庵でしか出せないお蕎麦を出したい。
そんな熱い店主の思いから、当店名物「糸そば」が生まれ、商標登録までこぎつけました。
当初、糸そばと言う全く新しい料理は、やはり浸透せず、しばらくは閑古鳥が巣を作っている状態でした。
こんな状態で、一年もやっていけるのだろうか……
そんな事も考えながらも、一人、また一人と、
美味しかった!
また来るよ!
と、糸そばを認めてくれるお客様が徐々に増え、また来てくれるお客様の為に、明日迄は頑張ろう!
と、毎日思い続け、気が付けば早5周年を迎える事が出来ました。
これもひとえに、支えてくださった多くのお客様、地元の方々のおかげです。感謝いたします。10年、20年と続けていけるよう、これからも頑張って参ります。
まだまだ精進していきますので、今後ともよろしくお願いいたします!
【後半はクラシック徒然草に続きます。】
クラシック徒然草
チャイコフスキー作曲 ヴァイオリン協奏曲 第1楽章
庄司紗矢香さん:チャイコフスキーヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品35 2of2
庄司紗矢香さん:チャイコフスキーヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品35 2of2 - YouTube
11月5日が茂庵の開店記念日ですが、翌日6日はチャイコフスキーの命日です。
というわけで、チャイコフスキーの曲を何かご紹介しようと考えまして、ヴァイオリン協奏曲をチョイスしました。命日ですが、茂庵5周年を祝う、華々しい曲ということで(#^^#)
冒頭から聞いてみて、
「うーん、聞いたことないかな…(^-^;」
と思われた方、この動画だと6分40秒あたりから再生してみてください。
ね、聞いたことあるでしょ?(#^^#)
結構、映画、テレビドラマなどにも使用されてます。有名どころだと、のだめカンタービレでしょうか。
他にも映画「オーケストラ!」にも使われているようで、ストーリーの中心となる音楽として使われているようです。この映画、しらなかったな。一度見てみたい映画です。
オーケストラ! スペシャル・エディション [ アレクセイ・グシュコブ ]映画『オーケストラ!』予告編
映画『オーケストラ!』予告編 - YouTube
驚くことに、この作品が完成した際は、「貧弱で演奏不可能」「異臭を放つ音楽」などひどい評判だったとのこと。信じられないですね。
今となってはベートーヴェン大先生、ブラームス先生、メンデルスゾーンの3大ヴァイオリン協奏曲に加えて4大ヴァイオリン協奏曲と称されるほどの名曲となりました。時代が追いついた、ってことなんですかね。
この曲も私にとっては思い出深い曲です。曲の演奏自体に参加したことはないのですが、九州の田舎から本州の大学に進学、あれよあれよと誘われるままオーケストラ部の扉を開いたとき、この曲に触れ、衝撃を受けました。
バイオリン、すげー!!!
そもそも、中学、高校と吹奏楽ばかりだったので、生で弦楽器の音を聞いたこともなかったかもねえ(^-^;
でも、明らかに私の音楽人生が吹奏楽から次のステップ、管弦楽にシフトしたきっかけになった衝撃だったと思います。
6分40秒からのサビ(?)の部分に聞きなじみがあった方、それではぜひ、次は初めから聴いてみてください。
静かに優雅に始まるオーケストラ、そしてソロバイオリンが始まります。
きらびやかなうっとりするメロディーが続きますが、だんだんとかき鳴らすような、叫びのようなソロバイオリンの超絶技巧に力が入ります。苦しい、がんばれ、がんばれ…
そしてその苦悶の力がマックスになったときに、あの6分40秒からの、美しく華々しいオーケストラのメロディーが悠然と現れ、苦しみからやっと解放されます。
満を持してのティンパニーの登場、ティンパニーの1発でメロディーの輪郭がくっきりし、それに続くトランペットのファンファーレ。
最高です!
…そんな感じ(#^^#)好きだわー
私にとって、一気に心を解き放ってくれる曲の一つです。みなさんにとっても、そんな曲ありますか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。